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結城「それくらい言えるだろう？」

矢野「…」

結城「おい、そんな事も言えないのかよ
だらしないな」

矢野「…だって…」

結城「言えないなら我慢するしかないな
仕方ないって受け入れるしか」

矢野「…」


言う方は簡単
だけど実行する方は難しく
現状、乃愛の生活基盤はあの店の給料で
嫌だから店をやめて欲しいなんて
そんな事言えない

そうなると自分が受け入れるしかない
仕方ないと我慢するしか
なかった…


矢野「…」

結城「まあ何かあったら言えよ、相談な
らいつでも乗るからさ」

矢野「うん、ありがとう、兄貴…」

結城「気にするなって」

矢野「…」