
CHOCO❤︎LAVE
第12章 異変
聖輝「ふぅ…ごちそうさまでした。」
〜♪♪♪
聖輝「えっ…」
また非通知…?
〜♪♪♪
聖輝「……。」
僕は嫌々スマホを手に取った。
聖輝「あっ!」
ピッ
聖輝「もしもし、お母さん?」
母親『もしもし聖輝?元気にしてる?』
聖輝「うん、元気だよ!」
電話の相手は神戸にいる母親からだった。
母親『聖輝、ちゃんとご飯食べてる?』
聖輝「うん、食べてるよ!」
母親『良かった…ちゃんと自炊しているのね。』
聖輝「うん、僕なりに一生懸命料理してるよ。」
母親『そう…大学の方はどう?』
聖輝「うん、先週から課題とか試験とかでしんどかったけど、何とか無事終わったよ。」
母親『あら〜そう、お疲れ様。』
聖輝「ありがとう。」
お母さんの声を聞くのは3ヶ月ぶりほどだった。
東京に来た頃はほぼ毎日電話していたっけ…
母親『聖輝、こっちにはいつ頃帰ってくるの?』
聖輝「そうだなぁ…早くても8月の半ばくらいになりそうかな。」
母親『分かった、帰ってくる時はあなたの大好きなグラタン作って待ってるわ。』
聖輝「うん!ありがとう!」
お母さん手作りのグラタン…
すごく美味しいんだよなぁ…
