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聖輝「えっと…あっ森本くんは…好きな教科ってある？」


森本「…数学……」


聖輝「数学…どっどうして好きなの？」


森本「簡単だから…」


聖輝「かっ…簡単…」


あれ簡単かなぁ…


公式とか結構ややこしいけど…


聖輝「そっそっか…数学が好きなんて、森本くん…頭いいんだね！」


森本「……。」


しまった…


この質問も全然話が膨らまない…


こうなったら…


聖輝「あっあのさ、森本くんの趣味って何？」


趣味！


これはきっと話も膨らむだろう！


森本「…特にありません…」


聖輝「えっ…」


まさかの答えだった…


特にないって言われたら話の膨らませようがない…


聖輝「そっ…そっか……」


どうしよう…


このままじゃ無駄に休憩時間が過ぎちゃう…


えっと次は何を……


大野『質問責めはうざがられるかも…』


聖輝「！？」


危ない危ない…


もう少しで質問責めをするところだった…


これじゃ仲良くなるどころか嫌われてしまう…


聖輝「……。」


今日も失敗か…


僕は森本くんと仲良くなれなかった。