
友達のままがいい
第6章 未来
「あっ…あのね…嫌いにならないで…」
何も話さない私を何も言わずに傍にいてくれる則ちゃんに、それだけを口にする
「んっ??…大丈夫、嫌いにならないよ。だからちゃんと話して。言いにくいことだったら、このままで聞くから。…顔が、見れないほうが話しやすいだろう?」
その優しさにホッとする。
則ちゃんだったら大丈夫。
則ちゃんだったら…
「私…ね…」
言葉にしようとしても恥ずかしさと怖さで中々言葉が続かない。
口を開いて言葉にしようとしても声にならなかった。
静かに時が流れても彼は私が続きを話すのを根気よく待ってくれていた。
「……なの…」
ほんの小さな、彼の耳に聞こえないぐらいの声でやっと言葉を紡ぐ。
「…はじめて…なの…Hするの…」
彼の腕の力が緩む。
それだけなのに『やっぱり嫌われた』と思ってしまう。
「…ごめん…この年で初めてなんて引くよね…こんな…私…嫌だよね」
必死で言葉にする。
やっと好きって言えたのに、やっと二人の想いが重なったのに、初めての女なんてきっと嫌われる…そう思ってしまう。
何も話さない私を何も言わずに傍にいてくれる則ちゃんに、それだけを口にする
「んっ??…大丈夫、嫌いにならないよ。だからちゃんと話して。言いにくいことだったら、このままで聞くから。…顔が、見れないほうが話しやすいだろう?」
その優しさにホッとする。
則ちゃんだったら大丈夫。
則ちゃんだったら…
「私…ね…」
言葉にしようとしても恥ずかしさと怖さで中々言葉が続かない。
口を開いて言葉にしようとしても声にならなかった。
静かに時が流れても彼は私が続きを話すのを根気よく待ってくれていた。
「……なの…」
ほんの小さな、彼の耳に聞こえないぐらいの声でやっと言葉を紡ぐ。
「…はじめて…なの…Hするの…」
彼の腕の力が緩む。
それだけなのに『やっぱり嫌われた』と思ってしまう。
「…ごめん…この年で初めてなんて引くよね…こんな…私…嫌だよね」
必死で言葉にする。
やっと好きって言えたのに、やっと二人の想いが重なったのに、初めての女なんてきっと嫌われる…そう思ってしまう。
