CAさんの秘密のお仕事
第10章 元カレの暴走
奈穂「実は少し心配してたの…」
達也「本当に?」
奈穂「うんっ、あの頃の達也は何もかも
私に頼りきりだったから大丈夫かなって
でも頑張ってるなら良かった」
達也「当たり前だろう、だって…」
奈穂「?」
達也「ずっとこの日を夢見てたんだから
奈穂にまた会う日を…」
奈穂「えっ…」
達也「…」
気のせいか、達也の表情が一瞬変わった
だけど一瞬の事ですぐ元に戻り
気にはとめなかった
奈穂「…気のせいかな…」
達也「喉乾いたな、何か飲ませてくれよ
ワインとか」
奈穂「ワインね」
達也「一番高いワインな、ボトルで」
奈穂「かしこまりました」
達也「…」
ワインを取りにギャレーへ向かった奈穂
だけどこの時、思い出すべきだった
達也が酒に酔っ払うと
どうなるかを…
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