
take a breather
第1章 Now or Never
「何言っての。告白してきた人数だって軽く二桁いってるじゃん。
密かに想いを秘めてた人数入れれば三桁いってるよ?」
「なんでそんなことわかるんだよ」
「そんなの一緒にいればわかるよ。
嫉妬の視線と羨望の視線を常に感じてたもん」
当然とばかりに答えるカズくん。
「うそっ」
翔くんは初めて知らされた事実に本気で驚いたようだ。
ほんと無自覚なんだな…
「ほんとだよ?カズ、そういうの敏感だから。
カズが気に入らないと思った奴は翔ちゃんが気が付かない所で追っ払ってたしね」
あ~、やりそう。俺も少し敵意感じたし。
それだけ翔くんのこと心配してくれてたんだろうけど。
「そうだったんだ…ごめんね、カズ。
俺、何も知らないでカズにそんなことさせてたんだ…」
「いいんだよ。俺にとって翔ちゃんは恩人なんだから」
「恩人?」
翔くんに聞くと、少し困ったような顔をした。
話しづらいこと?
「あのね、俺、小学生の時、苛められてたの」
「カズっ」
カズくんの話を遮ろうとした翔くん。
それをカズくんはニコッと笑ってやり過ごした。
「もう昔の事だし、大野さんには翔ちゃんのいい所いっぱい知ってて欲しいから」
「カズ…」
カズくんは俺の方を見ると話を続けた。
「で、苛められてた俺を助けてくれたのが翔ちゃんとまぁくんだったの。
いつも一緒にいてくれて、周りの奴らが嫌がらせ出来ないように見張っててくれた。
嫌がらせ見つけた時は『やめろ!』って止めてくれたしね。
だから、俺も翔ちゃんのこと悪い虫が付かないように見張ってたんだよ?」
翔くんの困った顔はそういうことか…
カズくんに過去に負ったキズの話させたくなかったんだな。
「ありがとうカズくん翔くんのこと守ってくれて」
それと過去の話をしてくれて…
翔くんが正義感のある優しい人だと知ることが出来たよ。
密かに想いを秘めてた人数入れれば三桁いってるよ?」
「なんでそんなことわかるんだよ」
「そんなの一緒にいればわかるよ。
嫉妬の視線と羨望の視線を常に感じてたもん」
当然とばかりに答えるカズくん。
「うそっ」
翔くんは初めて知らされた事実に本気で驚いたようだ。
ほんと無自覚なんだな…
「ほんとだよ?カズ、そういうの敏感だから。
カズが気に入らないと思った奴は翔ちゃんが気が付かない所で追っ払ってたしね」
あ~、やりそう。俺も少し敵意感じたし。
それだけ翔くんのこと心配してくれてたんだろうけど。
「そうだったんだ…ごめんね、カズ。
俺、何も知らないでカズにそんなことさせてたんだ…」
「いいんだよ。俺にとって翔ちゃんは恩人なんだから」
「恩人?」
翔くんに聞くと、少し困ったような顔をした。
話しづらいこと?
「あのね、俺、小学生の時、苛められてたの」
「カズっ」
カズくんの話を遮ろうとした翔くん。
それをカズくんはニコッと笑ってやり過ごした。
「もう昔の事だし、大野さんには翔ちゃんのいい所いっぱい知ってて欲しいから」
「カズ…」
カズくんは俺の方を見ると話を続けた。
「で、苛められてた俺を助けてくれたのが翔ちゃんとまぁくんだったの。
いつも一緒にいてくれて、周りの奴らが嫌がらせ出来ないように見張っててくれた。
嫌がらせ見つけた時は『やめろ!』って止めてくれたしね。
だから、俺も翔ちゃんのこと悪い虫が付かないように見張ってたんだよ?」
翔くんの困った顔はそういうことか…
カズくんに過去に負ったキズの話させたくなかったんだな。
「ありがとうカズくん翔くんのこと守ってくれて」
それと過去の話をしてくれて…
翔くんが正義感のある優しい人だと知ることが出来たよ。
