 
ボーイフレンド♡~友情から恋へ発展していく物語~
第3章 ~幼少期から中高生時代〜
それからまた時が経って、
私たちは高校2年生になった。
リョウちゃんを
男の子だって意識し始めたのも
確かそのころだったと思う。
最初の出会いから
早くも11年が経過していた。
「オレ、今日バイトの日だから、後はヨロシコ~」
「リョウちゃん!掃除当番なんだから逃げないでよ!!」
私が言い終わるか言い終わらないうちに
もういなくなってた。
………逃げられた。
……たく。
逃げ足だけは速いんだから。
今週は、教室の掃除当番――
幾つかのグループに分かれて
班が決められていた。
1年のときは
リョウちゃんとクラスが別々だったけど、
2年に進級してまた同じクラスメートになった。
「いいよ、いいよ。
オレらで、さっさと終わらせちゃおうよ。ねっ!」
「ありがとう。ごめんね……」
「大丈夫だよ。サオリちゃんが気にすることないさ」
そう言ってくれたのは、
満面の優しい笑顔で接してくれた
同じクラスメートの男子生徒。
彼の名前は、中村 徹(ナカムラ トオル)くん。
このとき、私は初めてトオルくんと言葉を交わした。
へぇ……
結構、優しいんだぁ
…―って、
そのときの第一印象はそう思っていた。
後に彼とは、
その後の人生に大きく関わってくるなんて
そのころはまだ全然、思ってもいなかった。
私たちは高校2年生になった。
リョウちゃんを
男の子だって意識し始めたのも
確かそのころだったと思う。
最初の出会いから
早くも11年が経過していた。
「オレ、今日バイトの日だから、後はヨロシコ~」
「リョウちゃん!掃除当番なんだから逃げないでよ!!」
私が言い終わるか言い終わらないうちに
もういなくなってた。
………逃げられた。
……たく。
逃げ足だけは速いんだから。
今週は、教室の掃除当番――
幾つかのグループに分かれて
班が決められていた。
1年のときは
リョウちゃんとクラスが別々だったけど、
2年に進級してまた同じクラスメートになった。
「いいよ、いいよ。
オレらで、さっさと終わらせちゃおうよ。ねっ!」
「ありがとう。ごめんね……」
「大丈夫だよ。サオリちゃんが気にすることないさ」
そう言ってくれたのは、
満面の優しい笑顔で接してくれた
同じクラスメートの男子生徒。
彼の名前は、中村 徹(ナカムラ トオル)くん。
このとき、私は初めてトオルくんと言葉を交わした。
へぇ……
結構、優しいんだぁ
…―って、
そのときの第一印象はそう思っていた。
後に彼とは、
その後の人生に大きく関わってくるなんて
そのころはまだ全然、思ってもいなかった。
 
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