本気になんかならない
第39章 幸せ所有格
渋々ながら小川さんをとおして、お茶を取りにいく。
リビングにいた兄は、キッチンへと場所を変えてこじんまりと飲んでいた。
その兄のとなりで、義姉と妹がお菓子の包装を開く。
「こんな高級洋菓子…
さすが、飛ぶ鳥落とす勢いの社長さんよね。
わりとカッコいいし。
あ、紀ちゃんごめんね?
下の子が紗波ちゃんと同じこども園に通ってるママ友が言ってたの。
紀ちゃんを口説こうとしてる人がいるって。
あのかた、男のコをお持ちの、小川さんってかたでしょ?上場企業の社長さんでしょ?」
義姉は、主婦情報網の太さを披露した。
名前まで知れわたっているなんて、人の口に戸はたてられないって言うわけよね。
リビングにいた兄は、キッチンへと場所を変えてこじんまりと飲んでいた。
その兄のとなりで、義姉と妹がお菓子の包装を開く。
「こんな高級洋菓子…
さすが、飛ぶ鳥落とす勢いの社長さんよね。
わりとカッコいいし。
あ、紀ちゃんごめんね?
下の子が紗波ちゃんと同じこども園に通ってるママ友が言ってたの。
紀ちゃんを口説こうとしてる人がいるって。
あのかた、男のコをお持ちの、小川さんってかたでしょ?上場企業の社長さんでしょ?」
義姉は、主婦情報網の太さを披露した。
名前まで知れわたっているなんて、人の口に戸はたてられないって言うわけよね。
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