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本気になんかならない

第16章 正式彼女

彼の律動がはじまり

「‥‥あっ、アっ!」

と、私も喉を震わせる。

もう正気を保っているのが
困難なほど
甘くたぎる波に揉まれて

耳の奥からジーンとしびれて

はっきりとは開けていられない
私の視界に

切なく私を見据える彼。

目があうと、ほのかに笑って

「好き、だよ。メグ…」って

私の唇を奪った。

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