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「凄い…先をあてただけで吸い付いてくる…」


伊織の艶めいた声が耳朶を震わせる。
スリ、と待ちわびたモノの先で後孔を刺激されて、俺の理性はもう限界を迎えていた。


「っ早くっ」

「はい。俺も早く志乃さんの中に入りたいーー…入らせて」


ぐりぐりと伊織の肩に押し付けていた頭を抱えられ、伊織の余裕のない声が耳に届いた刹那、


「ーーーーーーーッ」


窄まりにかかる圧に、抱き締めている手に力が入り、爪を立ててしまう。



ああ、くる。きてる。



ずっと、早く一つになりたかった。その伊織のモノが、やっと俺のナカに入ってきている。


ゆっくりと俺のナカを満たす怒張。
半分まで入って、切ない吐息を溢す伊織が小さく呻く。


「はっ…なか、やばい…」


「俺もやば…い、伊織のっお、きいっ」


「っ志乃さん、あんまり俺を煽らないで…ッ」


「ひぁっ」


ドチュンッ


伊織のモノが一気に奥深くまで突かれ、声にならない声が口から飛び出した。



ぶるりと腰が震え、伊織の熱杭の形を覚えるように締め付けてしまう。


「ッそんなに締めて、志乃さん気持ちいいの？」


「きもちっンァッ突いてほし、」



深い、気持ちいい、離したくない。