
二人のキセキの物語 MN
第62章 背中合わせの二人8 潤
カズの柔らかい声に
ざらついた気持ちが滑らかに落ち着くのを感じる
そうだ、嫉妬なんて大人の男のすることじゃないもんな
「じゃあまた。愛してる、カズ」
「え・・・あ・・俺も・・・///」
「何だよ、周りに人が居ても日本語なら平気だろ?ちゃんと言ってくれよな」
「いやいや、無理無理無理・・・親日家で それくらいの日本語なら
分かるってヤツが隣にいるもん、勘弁して///」
「・・・ソイツ男?仲いいの?」
「うん、こっちでは一番仲いいかな、いいヤツだよ」
「ふぅん・・・ま、いいや。ソイツに宜しく。
カズは俺のモノだから手を出すな、って言っといて」
「え・・・/// 何言ってんの・・・じゃあ、またね」
