
二人のキセキの物語 MN
第16章 出逢いの二人16 ニノ
16-3
「俺も またニノんち遊びに行ってもいい?」
「も、勿論。いつでも来て」
焦って 被せ気味に答えると
「じゃあ今度はニノんちで朝ご飯作ってやるよ」
思いがけない言葉に驚き過ぎて
味噌汁を吹き出しそうになってしまう
「ごふっ・・、んぐ・・・っ☆」
「え?どうした?大丈夫?」
「・・・・・・」
ごほごほむせる俺の目の前で 潤くんは心配して
ティッシュを渡してくれるけど
今のって・・・何か違う意味も含んでいそう、なんて
考えちゃうのは 俺の方がおかしいの?
