二人のキセキの物語 MN
第10章 出逢いの二人10 ニノ
でも、潤くんの目には 俺はどう映ってるのかな
ステージは違えど 芸能界に置いて同年代の仲間として
もしくは演技の先輩として
認めてくれてるのは分かる
以前にも増して たくさんLINEをくれるようになったし
時間が合えば 電話で話すこともある
仕事が早く終わった日には
ちょくちょく呑みに行ったりするようにもなった
だけど、何回かに一回は 監督の誘いとバッティングすることがあって
そんな時には 潤くんに断りを入れざるを得ない
回数が重なるにつれて
潤くんの顔が曇り
その目に疑いの色が滲むのを感じた
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