地味に甘い君
第8章 自業自得の空回り
俺は赤羽のマンションに急いだ――――…
時間はすでに遅かったが…
とにかく――――謝りたかった!
壁を作ったこと…
少し避けたこと…
リア充爆発しろ!とか…思ったこと…
赤羽のように明るい場所で生きてきた人間に引け目を感じて…日陰を選んだのは自分なのに…
勝手に劣等感いだいて…
ガキ――――…だ…
俺は…ガキだ…
赤羽は――――関係ないのに…
――――マジで俺は…ガキだ…
赤羽のマンションが見える――――…
ふと、赤羽の部屋を見ると明かりがついている…
「…赤羽――――…いる」
俺は赤羽の部屋の前まで行き――――…インターホンを押す…
何度も呼び鈴が鳴るが…
扉が開く雰囲気は無い――――…
避けられてる…
だよな――――…ここ数日…大学でも見かけない…
学科が違うとはいえ…学食とかで…前は会えたのに――――…
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