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Secret2

第2章 要注意な新人









仁said







俺は7階の湊がいるオフィスに居た。








「はぁっ?!」








喫煙所で一緒にタバコを吸っているのは俺の同期、・・・・淳さんの弟の湊。








湊は眉間にしわを寄せ俺の方を見た。









「涼さんとかには言ってねーけど、多分そう!!」








俺が言うと湊はイラついた顔をして煙草を灰皿に投げた。








「涼さんに余計な事言うなよ?・・・・結城さんを怖がらせたくないし無駄な心配をさせたくない・・・。」








・・・・・。








湊と俺は・・・少し似ているかもって感じたのは入社して直ぐだった。









社内ではあまり人と絡まず・・・・個人的な話をするのは俺くらい。









「龍元気?」









俺が言うと湊はまたタバコに火をつけ・・・・。










「相変わらずッ!!!・・・・アイツは変わらないッ・・・・」










「そっか・・・。まぁ、取りあえず直樹は俺が見てる・・・・何かあったら直ぐ言うわッ!!」










そう言って喫煙所を出て10階に戻った。











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