テキストサイズ

Secret2

第17章 正体






「・・・・いい??・・・聞きたかったらこっちに来て・・・」





・・・・。なんで村田さんがそんな話・・・・。






私は棚の裏に周り・・・村田さんの方に行った・・・。






・・・・・っ・・・・・?????





「・・・(笑)貴方って本当・・・幸せな人・・・・」






・・・・・。






村田さんの手には・・・ナイフが・・・・。






私のお腹に向けていた・・・・。





「・・・・結城・・・何してんだ??・・・もう戻れっ・・」






淳が言った。





淳からは・・棚で下が見えない・・・・。





「・・(笑)・・・結城さん・・・別にね・・貴方を恨んでるわけじゃないの・・・・」





「え・・??」





「私ね・・・・3年前も・・・ここの会員だったのよ・・・・(笑)」





・・・3年前・・・??





「・・・おい・・結城・・・どうしたっ??」





淳の声が近づいてきた・・・。




私は一旦振り向いて・・・・




「淳・・・大丈夫・・・・話してるだけだから・・・・(笑)」私は言った。






「・・・あの時・・・私は・・・涼さんに・・・恋をしてしまった・・・・。」






・・・涼に・・・・???・・・






私は村田さんの顔を見た・・・・。






「・・・彼に会いたくって・・・通ったわ・・・(笑)・・優しくて・・明るくて・・・格好よくて・・・でも・・・恋すればする程・・辛くなって・・辞めたの・・・。主人とも離婚・・・・」




「・・・・・」




「・・・そしたら最近になって・・・ここに通ってる・・・同じマンションの友人が居て・・どうやら・・涼さんが女に入れこんでるらしいと聞いたわ・・・・。しかもそれは・・・会員だと・・・・」






私が村田さんの顔を見ると・・・ジッと・・・冷たい視線で私を見下ろした・・・。




「・・・あの・・・」





「許せないって思った・・・。このクラブは・・私の人生を狂わせ・・・私は全てを失ったのに・・・・」











ストーリーメニュー

TOPTOPへ