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Secret2

第6章 三角関係






席に戻り・・・美佳の横に腰を掛けた。






「てかさ・・・(笑)私の話ばかりでーー・・私も美佳に聞きたいことがあるんだけど???」






私がそう言うと・・・美佳はニヤッと笑って煙草を吸った。






「私の話???何よッ(笑)」






何よって・・・(笑)






一樹さんの事に決まってるじゃないッ!!(笑)







「一樹さんダメだった???」






私が言うと・・・美佳は少し寂しい顔をし・・煙草の灰をポンポンと落とした。






「一樹さんの事もー・・・」






・・・・・。






「優樹も・・・好きよ・・・(笑)」







えっ・・・






じゃぁ・・なんでっ?!






私が思わず腰を浮かせ美佳の腕を掴むと・・・美佳は悲しそうに笑って・・・。







「でもさ、・・・親ってそんな簡単じゃないと思うんだよね・・・(笑)」






・・・・・・。






もしかして・・・・。







もう・・・。







「美佳・・・一樹さんに・・・・。」







美佳はタバコを吸い・・・。






「一緒に沖縄に行こうって言われた(笑)・・・結城たちと・・・。」







「じゃぁっ・・・・」







「あんたさー・・・私が母親なんてできると思う???(笑)・・・親を知らないのよ???」






・・・・・・。






「それは私だって一緒だし・・・・」







「しかも私が産んだ子じゃないし・・・(笑)そんな簡単に・・・はい、行きますなんて・・・言えないじゃない・・・。」







美佳・・・。







でも・・・。







美佳は・・・マジだった・・・。








美佳の目は・・・マジだったの・・・。










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