
先生の秘密
第3章 ◎VS
うん、見るだけで幸せ!
店内を一通り物色して、辺りを見回すと入り口付近で和樹が待っていてくれた。
…はっ
「ごめん和樹!あたし1人ではしゃいじゃって」
きっと気を使わないように遠くで待っててくれたんだろう。
「気にすんな。次いく?」
「うん!」
そう言ってまた歩きだすと、和樹の手があたしの手に触れた。
……少し離れよう。
あたしが距離を置こうとしたら、和樹があたしの指に和樹の指を絡ませてきた。
驚いて和樹を見たら、全くの無表情。
えー…。あたしは振り払うこともせず、そのまま黙って手を繋いでいた。
本当…何考えてるかわかんないや…。少し歩くと和樹の好きなお店が見える。
「あ、入ろっか?」
「ん、今日はいい」
「え…?いいの?」
来たら絶対に入るお店なのに。
珍しい…。
「今日はお前に付き合うよ。好きなだけ見ろ」
え、そんな……
「悪いよ!せっかく来たんだし和樹も見ようよ?」
すると和樹は優しく笑ってあたしの頭をくしゃっとする。
「今日は素直に甘えとけ。俺はいいからゆっくり買い物しろよ」
「何かやけに優しいねっ。ありがと和樹」
「俺はいつでも優しいからな」
「ふふっ…」
それからあたしは和樹の言葉に甘えて好きなお店をゆっくり回った。
店内を一通り物色して、辺りを見回すと入り口付近で和樹が待っていてくれた。
…はっ
「ごめん和樹!あたし1人ではしゃいじゃって」
きっと気を使わないように遠くで待っててくれたんだろう。
「気にすんな。次いく?」
「うん!」
そう言ってまた歩きだすと、和樹の手があたしの手に触れた。
……少し離れよう。
あたしが距離を置こうとしたら、和樹があたしの指に和樹の指を絡ませてきた。
驚いて和樹を見たら、全くの無表情。
えー…。あたしは振り払うこともせず、そのまま黙って手を繋いでいた。
本当…何考えてるかわかんないや…。少し歩くと和樹の好きなお店が見える。
「あ、入ろっか?」
「ん、今日はいい」
「え…?いいの?」
来たら絶対に入るお店なのに。
珍しい…。
「今日はお前に付き合うよ。好きなだけ見ろ」
え、そんな……
「悪いよ!せっかく来たんだし和樹も見ようよ?」
すると和樹は優しく笑ってあたしの頭をくしゃっとする。
「今日は素直に甘えとけ。俺はいいからゆっくり買い物しろよ」
「何かやけに優しいねっ。ありがと和樹」
「俺はいつでも優しいからな」
「ふふっ…」
それからあたしは和樹の言葉に甘えて好きなお店をゆっくり回った。
