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林檎の香りがするお店

第1章 どしゃぶり雨が惹き寄せた

真横を見ると、ひょこっと顔を出す男の人

「大丈夫です」

『傘そんななのに?』

「、大丈夫です」

『ちょっと寄って行きなよ』

「あの、本当に」

いいから、いいからと私を引っ張って店内に引き込まれた

寄って行くってそんな。

『美容室だけど、そこらへん座って。』

ご自由にお飲み下さい、の文字と可愛いイラストが貼ってあるコーヒーを注いで

ふにゃっと笑った。

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