テキストサイズ

遠くの恋人より近くの同僚

第18章 過去の思い出

「で、何ですか?」

「昨日の晩、成瀬ん家から帰って直ぐ
カレーを作った。かなり本格的なやつ」

「どうしてまた」


私がカレー大好物の話なんてしたっけ?


「何かに没頭していないと、つい思い出して
しまうから」

「何をです?」

「成瀬と過ごした時間」


橋本さんて、要所要所で
”キュン“としてしまう言葉を口にして
いい意味で腹が立つ。


私だって橋本さんを”キュン“とさせたいわ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ