タイムリミットまであと一週間。
第3章 残り7日。
教室に入ったらみんなが集まってきた。
すっかり人気者だな、俺。
「大丈夫なの!?」
とか、
「元気になったの?!」
の繰り返し。
「うん、ぼちぼちね!」
って言う俺。
もちろん大丈夫でも元気になったわけでもない。
まだ…みんなには言いたくない。
本当の事を知ったら…周りが気ぃ使うじゃんか…。
…今の俺に、そんなの耐えらんないからさっ…。
勇気ねぇな…!
ま、それでも1日を大切にしようと思ってる。
いつ…倒れるか…いや、心臓がもたなくなるか…死ぬか分かんねぇからよ。
学校は…楽しい。
友達がいて、バカな話して…笑って。
勉強でも…辛く感じない。
久しぶりの学校。
俺…高3なのに…2週間くらいしか学校来たことない。
…来れたこと、かな?
もっと…通いたかったな。
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