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「私……待ってたのに……でも、なかなか
誘われないから、私ってそんなに魅力ないの
かなって……」

「その逆だよ。理彩子が魅力的すぎるから
俺なんかが……って、思ってた」


理彩子は俺の誘いを待っていた。


「女の私から誘うのも、どうかと思って……」

「ごめん。俺が余計なことを考えすぎてた」


理彩子は清隆が俺に送り込んだ刺客だと
疑っていた時期もあった。


しかし、よくよく考えてみれば
そこまで頭が回るはずもなければ
お人好しの清隆に俺を陥れる勇気なんて
あるはずもない。