ただ今嫉妬宮発動中!
第1章 嫉妬宮その1~N×A
でもさ。
独り占めって……なに?
まーくんは、みんなのまーくんだよね?
頭の中で、自問自答するオレ。
ファンのみんなのまーくんであり。
まーくんを取り囲む人達みんなのまーくんなのよ。
それをさ。
オレは、一体どうしたいわけ?
独り占めって……
一体、まーくんの何になりたいんだろ。
オレは。
気の合う親友?
メンバー?
そんな範囲じゃ、収まらない何かをいつも
心の中で自然に感じちゃってんのよ。
…………………………。
ねぇ?まーくん。
あんたの目には、オレはどう映ってんだろう?
って考えただけで、気になって気になって
…………バカみたいに気になってさ。
さっきみたいな子ども染みた態度を取るような
オレの事をさ。
THEが付くほど、ピュアな心の持ち主のあなたの
その澄んだビー玉みたいな綺麗な黒目には
自他共に認める、オレみたいな天の邪鬼な性格は
どう映ってんのかな?
もしかして本当はさ。
いつも隣に居てニコニコ笑ってるけど、
実は「迷惑」だ。
とかって、もし思われてたりしたら……
そんな事、本人の口からもし聞く事があったらさ。
オレ、もうこの世の終わりなんじゃないか……
ってくらい。
深く深く落ち込むかもしんないね……
そんな感情になるかも知れないって、
マジで考えてる自分に引くくらい
まーくんの事になるとさ。
ペースが崩れるのよ。
……はぁ
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