ただ今嫉妬宮発動中!
第1章 嫉妬宮その1~N×A
A「うわぁっ!ビックリしたぁ!なに?なに?」
まーくんにしがみついて、後ろから両腕で
ホールドするオレ。
N「こっち見んなよ……」
A「はっ?なに?どうしたの?二宮さ~ん」
ジタバタしながら、まーくんがこっちを
振り返りそうになったから
N「ダメ!こっち見んな」
強目に言うオレ。
A「はっ!?えぇ?」
更に両腕に力を入れて、まーくんにガッチリ
抱き付く。
ぎゅうっとしがみついたまま、無言の状態で5秒。
こんな状態、普段のオレらは絶対ないから。
どんなにスキンシップが多いグループだから
ってさ。
自宅で、このよく分からないシチュエーションで
黙ったまんま抱き締めるなんて……ね。
最初はおふざけしてると思ってた
まーくんも、頭の中ハテナだらけでしょ?
きっと。
あまりにも急にこんな事してさ。
まして、見んなと言うかと思えば黙り込むなんて
オレがどうかしちゃったんじゃないかって
心配になってくれたんじゃない?
だって次の瞬間、いつもと違う真面目な
声色でさ
A「和くん、マジでどうしたの?」
って、向こう向いたまんま聞いてくれた。
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