
ただ今嫉妬宮発動中!
第4章 嫉妬宮その2~N×J×S★更に続きの章★
適当な所で降ろしてもらったオレ達は。
その後。
翔が二日かけて作ったというデートプラン
の通り動いた。
翔の頭ん中にある、そのデートプランは
オレは分からないから、翔について行くだけ。
秋葉原を二人で歩き回るっていう、普通の
ダチの関係みたいに……
ゲームの趣味が合う、こいつの考えてきた
デートプランは、結構ツボで。
……なんか楽しい。
意外にも。
このデートを普通に楽しんでいる自分に
ふと、気が付いて。
……なんなのよ。
こいつ。
普通に、楽しいわ。
しかもさ?
オレがずっと探してたゲームを。
行きつけのショップ?って所で、
店長に顔利かせてくれて。
あっさり、買ってくれたし?
S「はい、プレゼント♡♡」
って。
……爽やかだな。
おい。
笑ってる翔に手渡されたそれを、
N「えっ、えっ?金払うよ!」
って鞄の中から、財布を取り出そうとした
オレの腕をグッと握って
S「いいから!あんま色気あるもんじゃねーけど
今日の記念に、あげるよ。それ」
だって。
…………。
マジかよ。
見上げたオレに。
ニッコリ笑うこいつの
表情がなんか……
なんつうか……
いや。
分からない。
とりあえず
N「……じゃあ、ありがとう」
って。
受け取ったそれを鞄に大事にしまった。
