
ただ今嫉妬宮発動中!
第4章 嫉妬宮その2~N×J×S★更に続きの章★
N「…………。」
何にも返事を返さないオレに翔は
S「それも、ダメ?」
なんて、神妙な面持ちで聞いてきた。
N「駄目です」
オレがはっきり否定すると、翔は
S「えぇぇーやっぱダメかぁ」
わざとらしくがっかりと肩を落とす翔。
お前、ふざけてんの?真面目なの?
横顔を見ながら、よく分からないこいつの
真意を読み取る事が出来なくて、ちょっと
イライラした。
すると、翔が急にこっちを向いて
S「ねぇ、じゃあさ……なんでオレと、その……
付き合うなんて……言ってくれたの?」
なんて聞いてくるから。
オレも一呼吸置いて、こう言ってやった。
S「あんたが潤と仲良くなってたから」
って。
S「えっ?」
N「だからぁ、ずっと友達いなかったあいつに、
出来た友達が、どんな奴なんだろうって
気になって」
S「……それで、どう思った?オレの事……」
N「……まさか、告られるなんて思わねぇし」
S「……あっ、うん」
N「オレも、ちょっと興味持ったし?
潤がさ、いい奴だって言ってたから」
S「潤が……」
N「うん」
S「そっか……潤もいい奴なんだよなぁ……
なんか……その、和の事、オレ……
今更だけど勢いで言ってしまったみたいに
なってるけど、良かったのかなぁ……潤
の事考えたら……なんか」
………………。
N「だったら、友達やめてくれない?」
オレはポツリと呟くように言った。
