
ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第13章 伯爵と叔父
「ちなみに――――…生きている吸血鬼の血を体内に流し入れると…その吸血鬼の記憶まで少しですが引き継ぐんですよ――――…私は、マクギャレット様の資産を全て手に入れ
更に拡大することに成功した…」
では、マクギャレットで活動していたのは野村だったと言うことになる!
「じゃぁ…実験は…?」
「あぁ…実験――――…それは、ふと…思ったんです…私が出来たのなら…他の子でもできるんじゃないかって――――…仲間が欲しくなったんです…何十年も一人でいると寂しくなるんです…
あと、単なる好奇心です」
好奇心――――…好奇心で…私は作られた?!
「でも――――…ほとんどの子が拒絶反応を示して…死ぬか、暴れて殺されるか…の連続…
マクギャレッ様と翠様の血にだって限度がある…
体の小さい子供で試す他なかった…
何年も適合しない子ばかりで止めたくなってきた時…すみれが現れた」
