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「雪斗はもし何もされなくなれば学校これるか？」
亘の質問に雪斗は考え込んだ。
正直、あんな酷いことをした佐々木のいる学校になど行きたくない。
しかし、亘がいることでもう一度学校に行きたいと思うのも事実だ。
もし、何も攻撃されなければ学校にいくことは問題ない。
「うん、なにもされなければ行ける」
雪斗は答えた。
「よし、じゃあ明日はちゃんと学校来いよ。俺もお前がいないと寂しいし」
亘の寂しいという言葉が雪斗に希望を与えた。
「まあ何かあったらあいつらしめてやるからな。仲良くしようぜ」
颯人が腕で雪斗をこづいた。
「ありがとう。本郷だったよね？」
「颯人でいいよ。名字じゃ堅苦しいだろ」
「うん、よろしく颯人」