雪に咲く花
第12章 亘のきずあと
「亘、これお母さんから誕生日プレゼントだって渡されたんだ」
雪斗から渡された包みを開けるとふんわりと触り心地のよい黄色のベストが入っていたのだ。
「この間病院で編んでたんだ。お詫びの思いをこめて編んでたんだっていってたよ」
雪斗の言葉に母からの思いが伝わってくるようだった。
ふいに思っていたことが言葉になった。
「頼む。母さんのいる場所を教えてくれ」
亘は雪斗の案内を受け、母の病室の前に行った。
どう声をかけようか迷い、深呼吸をしてドアをノックしようとすると突然声がした。
「あの、そこの患者さんなら昨日容態が悪化して集中治療室に運ばれましたよ」
振り向くと看護師がいたのだ。
亘は真っ青になり看護師に向かって叫んでいた。
「その患者って野崎優子ですか!?」
「そうですけど……」
亘と雪斗は彼の母親のもとに急いだ。
雪斗から渡された包みを開けるとふんわりと触り心地のよい黄色のベストが入っていたのだ。
「この間病院で編んでたんだ。お詫びの思いをこめて編んでたんだっていってたよ」
雪斗の言葉に母からの思いが伝わってくるようだった。
ふいに思っていたことが言葉になった。
「頼む。母さんのいる場所を教えてくれ」
亘は雪斗の案内を受け、母の病室の前に行った。
どう声をかけようか迷い、深呼吸をしてドアをノックしようとすると突然声がした。
「あの、そこの患者さんなら昨日容態が悪化して集中治療室に運ばれましたよ」
振り向くと看護師がいたのだ。
亘は真っ青になり看護師に向かって叫んでいた。
「その患者って野崎優子ですか!?」
「そうですけど……」
亘と雪斗は彼の母親のもとに急いだ。
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