雪に咲く花
第12章 亘のきずあと
雪斗にとっての亘は、穏やかで賢いしっかり者で安心出来る存在である。
まさか、その亘が笑顔のない子供時代を送っていたとは……。
「君たち、失礼だがもしかして?……」
ラーメンを食べ終えた頃、突然店主らしき男性が声をかけてきた。
「話が耳に入ってきたんで気になったんだが、福原亘君の知り合いかい」
「えっ……!はぁ、まあそうだけどどうして亘兄のこと?……」
颯人と雪斗が不思議に思って男性の顔を見る。
「あっ……!この間の……」
なんとその中年男性は、ファミレスで亘と話をしていた人物だったのだ。
「ああ君は確かあの店の店員さんだったね」
男性は雪斗の顔を思い出したらしく、更に話を続けた。
「話を盗み聞きしたみたいで申し訳ないが、君たちに頼みがあるんだ」
呆気にとられている二人のいるテーブルの椅子に腰掛けて男性は話を始めた。
まさか、その亘が笑顔のない子供時代を送っていたとは……。
「君たち、失礼だがもしかして?……」
ラーメンを食べ終えた頃、突然店主らしき男性が声をかけてきた。
「話が耳に入ってきたんで気になったんだが、福原亘君の知り合いかい」
「えっ……!はぁ、まあそうだけどどうして亘兄のこと?……」
颯人と雪斗が不思議に思って男性の顔を見る。
「あっ……!この間の……」
なんとその中年男性は、ファミレスで亘と話をしていた人物だったのだ。
「ああ君は確かあの店の店員さんだったね」
男性は雪斗の顔を思い出したらしく、更に話を続けた。
「話を盗み聞きしたみたいで申し訳ないが、君たちに頼みがあるんだ」
呆気にとられている二人のいるテーブルの椅子に腰掛けて男性は話を始めた。
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