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「うん・・・」
「そんでさ、キス位まではまだ対等な感じだろうけど、そこから先は
今言ったみたいにどっちがどっち、って命題が発生するワケ。やっぱ、男に生まれたからには抱きたい、っていう、本能みたいなのもあるだろうし、実際に雅紀だって女の子と経験あるだろうから」

「・・・・・・」
「そこで、躊躇することなく、あ、ホントは すげー悩んで考えたのかも知れないけど。
“ 俺が下でいいよ ”って言える雅紀は マジでカッコいいと思ってる。俺だったら、 出来ればそっちじゃない方がいいってのがやっぱ本音だから　その結論に至るまでにもっとぐだぐだ葛藤すると思う。だから　そういう事を全部受け入れられる包容力は、俺は雅紀には全然敵わない、ホントに男らしくてカッコいいのは雅紀の方だよ」