貴方の涙は俺が拭くから ON
第30章 夢の中で6 ニノ
「まぁ、ニノも持ってんだろうけど・・・。ほら、
やっぱ俺の方が年上だし、
俺もちゃんと考えてる、ってこと示したかったから」
「うん・・・」
もしかしてもしかしたら
こういうものが必要だって事自体、
貴方は知らないんじゃないかな、なんて
普通に考えたら あり得ないことも心配したりして
そこに
“だって 他ならぬ大野さんだもんなぁ・・・”
って 妙に納得もしたりしてた
勿論俺も用意はしてるけど
貴方がちゃんと用意してくれてたってことに
感動すら覚えて
危うく涙ぐみそうになった
マジで、どんだけ好きなんだ?俺
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