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「別にいいよ？無かったことにしても」
「ニノ・・・」

「その方がお互い、楽かもね。なんか今更って感じだし
それにさ、もしもこのまま付き合って行っても、どうせ最後は俺が貴方にフラれて終わるんだから」
「そんなこと　わかんねぇだろ、ニノの方が心変わりするかも」

「俺はしない」
「何でわかんだよ、そんなこと」

「俺はしない。絶対に」
「・・・・・・」

「俺は　この先もずっと貴方の事が好きだよ」


俺にとって、そんなことは当然の事
決定事項

でも、そう断言する俺を、
大野さんは　今にも泣きそうに顔を歪めて見つめた


「そんなこと・・・」