
桜の咲く頃にまた君と
第5章 泣きながら笑いながら君と
「お前は気づいてないかもしれないけど
最近ずっとうわの空なんだよ
大学で会っても声掛けない
声掛けても返事しない
これで何もないほうがおかしいだろ」
俺がふたりと会わないと思ってたのは気づかなかったからか
自分では大丈夫だと思ってたのに
やっぱりダメだな...
「なあ、話してくれよ」
悠陽はほんとに心配している
「わかった、いつもの場所行こう」
いつものカフェに行きコーヒーを頼む
いつも通り店内は僕達しかいなかった
よし、まだ自分でも整理ついてないけど
