
桜の咲く頃にまた君と
第2章 夕陽の見える場所で君と
桜さんの写真は悲しい感じだ
夕日の写真だから悲しいのもわかる
桜さんの写真には一日が終わってしまう悲しさがある
桜さんを見ると
泣いていた、とても静かに自分が泣いていることにも気づいていないのかもしれない
「桜さん、どうかしましたか?」
桜さんはようやく自分が泣いてることに気づいたのか
「ごめんね、すごくいい写真だから
春樹くんの写真やっぱり好きだな」
その言葉はすごく嬉しい
でもなんで泣いてるのかは聞けなかった
「春樹くん、このあとご飯行こうと思ってたんだけど化粧崩れちゃったからまた今度ね
今日はごめんね」
そう言って桜さんは行ってしまった
僕はこの時から知っていたのかもしれない
この胸の中にあるざわめきの正体を
夕日の写真だから悲しいのもわかる
桜さんの写真には一日が終わってしまう悲しさがある
桜さんを見ると
泣いていた、とても静かに自分が泣いていることにも気づいていないのかもしれない
「桜さん、どうかしましたか?」
桜さんはようやく自分が泣いてることに気づいたのか
「ごめんね、すごくいい写真だから
春樹くんの写真やっぱり好きだな」
その言葉はすごく嬉しい
でもなんで泣いてるのかは聞けなかった
「春樹くん、このあとご飯行こうと思ってたんだけど化粧崩れちゃったからまた今度ね
今日はごめんね」
そう言って桜さんは行ってしまった
僕はこの時から知っていたのかもしれない
この胸の中にあるざわめきの正体を
