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桜の咲く頃にまた君と

第10章 初めての旅行は君と

桜は恥ずかしそうに顔を赤くして


「いつもの春樹じゃない

ちょっとだけカッコイイって思っちゃった」


そんな風に言われるともっとしたくなってくる


「寝起きの桜甘えん坊で可愛いよ」


そう言って頭を撫でる


桜は恥ずかしそうで


でも嬉しそうな顔をした


「もう、調子狂っちゃうなー

幸せだけど時間無いから準備するね」


そう言ってふたりで起きて準備を始めた


リビングに行くと昨日のまま桜のお父さんは寝ていた


起こさないようにそっと家の外に出る

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