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桜の咲く頃にまた君と

第9章 初めての君の家


「最初、私たちは家によくいてくれるようになり家族で思い出を作れると喜んだ

でも桜は全く笑わなかった」


娘の余命が急に1年と言われたのだ


残り1年家族で過ごしたいと思う気持ちはわかる


「そんなとき桜が変わったのだ

明日を楽しみにするようになった

今までは明日が来るのが怖そうだった

自分の命が1日減っていくのだから当たり前だ」


確かに桜もそんなこと言っていた


でもそれだと生きてる意味が無い毎日怯えながら生きていると死にたいと思ってしまう

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