ココロノソラ
第18章 交際期間0日の恋人。
N side
今日は仕事が早く終わったから、
サプライズで恋人である翔ちゃんの家で待ってることにした。
翔ちゃん喜ぶかなぁ〜
家に入ってきたときの驚いた顔を想像して
1人でニヤつく。
ついでにご飯も作ってあげようとスーパーに寄ることに。
翔ちゃんの好きなオムライスの材料や
たくさんのビールを買いこんだ。
翔ちゃんの家までの道のりの途中、
小さな公園がある。
よくデートした思い出の場所。
時間もあるし久しぶりに寄ってみるかな。
公園に着き、隅のあまり目立たないベンチに座ろうとしたが先客がいたみたい。
顔は見えないけど木の隙間から2人組が
座ってるようだ。
「んっ...んぅ...」
いやいや、目立ちにくいからって
こんな昼からする!?
何て思いつつも遊具の後ろで盗み聞き。
「チュッ...」
長いことしてんな...。
もう帰ろうとしたとき耳を疑う言葉が聞こえた。
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