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僕ら× 1st.

第2章 バンド始動 --Ior,Kn

~宮石花野(カノ)side~

野道に咲いた花を
そっと摘んでくれた。

水の入ったグラスに入れると
陽の光を受けて
泡がキラキラ煌めいて。

うん、ぜったいの約束だね。

彼の笑顔と柔らかい癖っ毛が、跳ねた。

私は彼にくっつく一部になれたらいいなと思ってる。

そしたら、いつも一緒。

決して離れない。

明けてもくれても、年百年中。

消える瞬間も彼と。

永遠を過ごしたいの……。

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