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「お前の母親がＢＬの事業を起こすまで、俺の会社の商品の売上ランキングが常に１位だったんだ
それが、お前の母親である富崎桜妃がＢＬの事業を起こしてから全てが変わった」

悪岡悪蔵の表情に、少し怒りの感情が募っていく。

「それからは、富崎桜妃の会社の売上ランキングが常に１位で、俺の会社の売上ランキングが２位止まり！
どんなに頑張っても、どんなに時間をかけて考えて、会社の者達と議論を出し合い作りあげても常に２位！」

２位でも、充分凄いと思うけど…。

常に１位を勝ち取ってた側からしたら、２位は悔しいものなのか…。

「おかげで、俺の会社は万年２位の烙印を押されて評価ダウン！
お前の母親のせいで、俺のプライドと会社に傷がついたんだ！」

悪岡悪蔵の中は、お母さんへの怒りと憎悪でいっぱいみたいだ。

「次こそは、俺の会社が売上ランキングを１位を勝ち取ってやる！
その為にも、お前を利用させてもらうぞ！」

「ッ！？」