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三角関係ときどき四角

第11章 終わりと始まり

「リョウくん……勝手だよ……」

「……ごめん。あ、炒飯旨そうだな」


珠理に掛けてやる言葉も無く
炒飯が置かれた丸テーブルの前に座り
スプーンを手に取る。


「話反らさないでッ!別れたくないッ!」


胡座をかいて座る俺に
裸エプロンの珠理が
股がるように座った。


「こういうことも、もうしない。降りろ」

「ゃだッ!それに舞彩には男が居るって
言ったでしょッ!」

「舞彩の口から直接聞いたわけじゃない。
とにかく降りろ。俺から離れろ」

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