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三角関係ときどき四角

第10章 怪文書が招いた悪夢と進展

面と向かって俺に紹介のひとつも出来ない
訳ありの男ってわけか。


「俺、帰るよ。お二人でお好み焼き
食ってください」


竜介とやらも動揺してしまった様子。


「ごめん、竜介。残った材料は後で返すから」


互いの家を行き来する間柄か。


……どうでも良くなってきた。


「俺が帰るよ」

「ぇッ?せっかく来てくれたのにぃ……
一緒にお好み焼き食べよッ。ねッ?」

「珠理が俺の好物を作って待ってるから
帰らないとな」


……もう、いいや。

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