テキストサイズ

三角関係ときどき四角

第9章 お隣さんと……

俺が舞彩に謝る筋合いなど当然無い。


……ちょっと言い過ぎた感は否めないけど。


翌朝になると偶然を装うように
玄関で張り込んでいた。


舞彩の部屋のドアが開く音を確認すると
いかにも俺もこれから学校へ行くという
雰囲気を醸し出しながらドアを開ける。


「お、舞彩。おはよー」

「……」


その仏頂面ときたら。


「シカトかよ」

「……話掛けるなって言ってたじゃん」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ