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三角関係ときどき四角

第9章 お隣さんと……

『おッ、あの子だろ?愛しの千夏ちゃん』


その女子高生にミニバンを横付けする。


友人の二人がミニバンから降り
女子高生の口元を押さえ付け
目隠しをすると
再びミニバンに乗せた。


それは一瞬の出来事で
現実として受け止められなかった僕は
ただ呆然としていた。


ミニバンが廃墟になった倉庫に到着すると
覆面を被るように促された。


ここで漸く事の重大さを認識した。

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