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三角関係ときどき四角

第6章 リセット

舞彩とのセックスは毎回
俺の邪念の下に成り立っていた。


これまでは千夏の存在。


これからは珠理の存在。


「舞彩に寂しい想いはさせないから。
毎日会おうね」


セックスを終えて腕まくらをすると
舞彩は俺の懐に顔を埋める。


「ぅん。恋人同士みたいだね」

「そうだね」


俺たち夫婦には恋人の期間が無かった。


「私……カレシが居たことないから
別居も楽しめちゃうかも」


舞彩は本当にいい子。


泣かせてはいけない。

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