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三角関係ときどき四角

第4章 新婚旅行

舞彩が隆哉の様子を見に行った早々……


「千夏。こっちおいで」


胡座をかいて座椅子に座る陵介が
自分の太腿をポンポンと叩く。


「直ぐに戻ってきちゃうかもよ」


そうは言いながらも
言動と行動が伴わず
陵介の膝の上にちょこんと座る。


「暫く戻ってこないでしょ。
だって舞彩とお父さんは……ね?」


陵介の手が浴衣の襟元に
スッと入ってきた。

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