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三角関係ときどき四角

第3章 それぞれの思惑

千夏は……娘の幸せではなく
女としての幸せを選んだ。


そして陵介くんの存在が
千夏を強くした。


舞彩が不憫でならない。


それは……父親として。


僕の娘として。


その秘密だけは何としても守り抜き
墓場まで持っていく。


……千夏に惹かれてしまった僕も。


好きな男のことを語る千夏を
堪らなく愛しく感じた。

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