
嘘つきな唇
第7章 *新境地*
「ちょっと未来!こぎつけたって何よww」
「……アハハ!冗談よ♪……」
「未来様♪来週時間取れるかしら?
実は結婚式の招待状を、
未来様だけには直接渡したくて♪」
「えっ!?雪奈に逢えるの?
勿論何としてでも時間作るわよ♪
雪奈有り難う♪」
「良かったあ♪いつも急でごめんね?」
「……もう慣れた♪……任せて!雪奈♪」
「……ですよねww……あ、未来!
当日はもれなくルウも参加するわよ♪」
「……えー!……ルウにも逢えるのー!?
めっちゃ楽しみー♪もしかして、
今もルウと一緒?」
「ええ♪居るわよ、代わる?」
「……キャー!代わりたあい♪……」
……ルウ?……未来が話したいって♪
……俺?……
……ええ♪……
私はスマホをルウに渡した。
「もしもし、未来ちゃん?」
「……キャー!……ルウ!?久しぶりねー♪」
「久しぶりー♪元気だった?未来ちゃん♪」
「……元気よ♪……
ルウ電話の声もヤバいわね♪~」
「……ハハ!……サンキュー♪」
「……ってルウ!……結婚おめでとう♪
ほんとにびっくりしたわよ!」
「……有り難う♪……未来ちゃん♪
結婚式来てね♪」
「勿論よ!ルウ?雪奈を……
絶対幸せにしてね?約束よ?」
「ああ勿論だよ!絶対幸せにするから!」
……未来有り難う……
……私は……
未来がルウに何を言ったのか手に取るように、
解って未来の優しさがほんとに嬉しかった……
……私はつくずく……最高の友達を持った……
と、未来に感謝して居た……
