
嘘つきな唇
第5章 *未来予想図*
……そしてルウと……
リビングで優しい時間を過ごした……
「……ルウなんだか不思議ね……」
「……ん?……」
「……私、貴方と出逢えた事は……
奇跡だったと思ってたわ……」
「……どうして?……」
「……だってやっぱりルウとは……
年が離れてるし年代が離れてる二人が、
こうして出逢う事って奇跡だと、
思うのよ……」
「……雪奈……」
「ルウと恋人に慣れただけでも、
奇跡なのにこうして貴方と一緒に、
人生を歩いて行く事が出来るなんて……」
「雪奈俺は雪奈が何処に居ても、
探し出したよ……やっぱり二人が、
結ばれた事は必然だったんだよ……」
「……ルウ私ほんとに幸せ……
私が貴方を愛して……貴方も私を……
愛してくれた……ほんとに幸せよ……」
「……雪奈……
俺にはもう雪奈しか居ない……」
「……ルウ私もよ貴方だけ愛してるわ……」
「……俺も雪奈だけ愛してるよ……」
……その夜はルウの胸の中で眠った……
……朝までずっと……
ルウの胸に抱かれて眠った……
……愛しい人の胸の中は……
どうしてこんなに安心するんだろう……
……私は……
世界一愛しい人の安心と、
愛情と温もりを手に入れた……
……ルウもう離したく無い……
……ルウ私を離さ無いで……
……いつまでも永遠に……
