
嘘つきな唇
第5章 *未来予想図*
……そして俺は決心した……
……雪奈の唇にそっとキスして……
……雪奈の瞳を優しく見つめて……
永遠の愛の言葉を送った……
「……雪奈俺の生涯ただ一人の……
最愛の女性になって下さい……」
「……あ、ルウそれって……」
「うん、ちゃんとしたプロポーズ♪
この前約束したろ?雪奈……
俺の苗字名乗ってくれる?……」
「……ルウ……」
「……泣き虫姫返事は?……」
「……ルウ有り難う……
勿論よ。私を幸せにして下さい……」
……そして俺は雪奈をキツク抱き締めた……
「……雪奈俺スゲー嬉しいよ……
プロポーズに指輪も無くてごめんな……
でもどうしても今夜雪奈が、
生活してるこの部屋で、
プロポーズしたかったんだ……」
「……ルウ……
指輪はこの前貰ったじゃ無い?
貴方さえ傍に居てくれたら、私……」
「……雪奈絶対幸せになろうな……」
「……ええルウ……」
それから暫く雪奈の涙は止まら無かった……
……雪奈を絶対幸せにする……
……俺は神様に永遠の愛を誓った……
